副業詐欺に遭うと、支払いを要求されることがほとんどです。中には高額な支払いを要求される事例もあります。
そこで今回は、副業詐欺の支払い要求についての対応を詳しく解説します。
「支払いを要求されていて困っている」「無視してもいいのか不安」という方は、ぜひ参考にしてください。
ライトストーン法務事務所は、詐欺被害の回復を専門にしています。解決実績も2,000件以上あるため、安心してご相談ください。
副業詐欺の実態と最新トレンド
副業詐欺の実態と最新トレンドを紹介します。
増加する副業詐欺の被害状況
副業詐欺は、増加傾向にあります。
たとえば、スキマ時間に簡単に稼げると謳う副業詐欺の相談件数は毎年右肩上がりに増加しています。
年 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
件数 | 1,341 | 2,398 | 2,793 | 3,694 |
2023年の同時期と比べて2024年はさらに増加しているため、2024年も副業詐欺が減る兆しはみられません。
SNSを利用した新たな手口
SNSを利用して「動画を見るだけ」「いいねするだけ」といったタスク型の副業詐欺が横行しています。
冷静になればわかることですが、動画を見たりいいねをしたりするだけで大金を稼げるのは不自然です。
また、SNSを介して詐欺業者に出会うことも多く、SNSが詐欺のきっかけになることも少なくありません。
副業詐欺からの支払い要求:対応の基本
副業詐欺の支払い要求への基本的な対応を紹介します。
支払い要求を無視することの是非
結論からお伝えすると、副業詐欺の支払い要求は無視しても問題ありません。
副業詐欺だと判断できた場合は、支払い要求には応じないようにしましょう。仮に支払ったとしても、何も得られないどころか費用全額損をするだけです。
無視した場合に起こりうること
無視した場合に起こりうることとしては、次のようなことがあります。
- しつこく請求のメールやLINEが届く
- 内容証明や請求書が自宅に届く など
詐欺業者は簡単には諦めてくれないため、そのまま無視し続ければ大丈夫だと思うのは早計かもしれません。
支払い要求を無視しても問題ない理由
支払い要求を無視しても問題ない理由について解説します。
詐欺業者の法的立場
そもそも詐欺業者は、警察への相談や裁判で手続きなどはできません。
なぜなら、自らが犯している詐欺行為が露呈されてしまうからです。
不正な手法、虚偽による勧誘が発覚すれば罪に問われるのは詐欺業者の方です。
被害者の権利
被害者にも自らを守る権利があります。不法行為を行ったのは相手側ですから、支払い要求を拒絶しても問題ありません。
また、クレジットカード会社にはチャージバック、銀行には振り込め詐欺救済法など被害者を守る制度があります。
たとえ副業詐欺に遭っても被害者の権利を主張できる場面はあるため、諦めずに対応しましょう。
支払い要求を無視した場合の対応策
支払い要求を無視すると、しつこく連絡が来たり、自宅へ請求書が届いたりします。それらの対応策を確認しておきましょう。
執拗な連絡への対処法
メールやLINEなどでの執拗な連絡は、無視しましょう。
メールであれば迷惑メール、受信拒否の設定をし、LINEであればブロックしてください。
一度でも返事をしてしまうと、あの手この手でお金を支払わせようとしてくるため、相手にしないのが賢明です。
自宅への請求書対応法
自宅へ請求書が届く場合も、基本的には無視という対応で問題ありません。
しかし、自宅へ請求書を送られるのは困る、不安で連絡してしまいそうになるという方もいます。
その場合は、専門家へ相談してください。法的なアドバイスを得られるため、問題も速やかに解決するでしょう。
住所を教えてしまった場合の対策
副業詐欺業者に住所を教えてしまった場合の対策もお伝えします。
プライバシー保護の方法
プライバシーを保護するためには、住所を変えるのが最善策です。
ただし、住所を変えるのが難しい方も多いでしょう。
住所変更が困難な場合は、警察に相談したり、司法書士などの専門家へ相談するのがおすすめです。
<h3>自宅訪問のリスク評価</h3>
現金を回収できるのかわからない相手の自宅に、特定されるリスクを払ってまで来る詐欺業者は少ないといえるでしょう。
また、無理矢理取り立てを行うと、建造物侵入罪あるいは不退去罪など他の罪にも問われる可能性があります。
すでに詐欺という犯罪を犯しているものが、警察沙汰になるリスクを取る可能性は高くありません。
被害回復への具体的なステップ
被害回復への具体的なステップを紹介します。
クーリングオフの活用
クーリングオフは契約の申し込みや締結を行った場合でも、一定の期間内なら無条件で撤回、解除ができる制度です。
副業詐欺に遭ったと感じたら、まずはクーリングオフの活用を考えましょう。
消費者センターの利用
消費者センターの利用も有効です。副業詐欺のトラブルについての相談を無料で行えます。
より詳しい相談先や今後どのような対応を取れるのか相談できるため、クーリングオフの活用と並行して利用しましょう。
法的対応の選択肢
法的対応の選択肢を紹介します。
弁護士への相談法律の専門家である弁護士への相談が考えられます。
ただし、弁護士は相談料が有料だったり、無料だとしても時間制限が設けられていることが多いです。
ライトストーン法務事務所は、相談料が無料であることに加え、時間制限も設けておりません。じっくりと相談したい場合は、弁護士と変わらないサポートが受けられる当事務所へご連絡ください。
民事訴訟の可能性
民事訴訟による法的措置を取ることも選択肢の一つです。
ただし、自分で行うにはハードルが高すぎます。
民事訴訟を検討するなら、事前に専門家へ相談しましょう。
まとめ:支払い要求は毅然と無視し、適切な対応を
副業詐欺の支払い要求は、毅然と無視してください。
しかし、無視することでトラブルに発展することもあります。
当事務所は詐欺の被害回復に強く、1,000件以上の解決実績があります。不安な場合は、ライトストーン法務事務所へお気軽にお問い合わせください。